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兵庫県西宮市にある女医・女性スタッフによる女性のための総合クリニック。

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冬山に行ってきました

とうとう厳寒冬山デビューを果たしました。
寒いのが嫌なえせ登山家である私は、冬はひたすら冬眠とまでは言いませんが、寒いところを避けて行動しており、雑誌を見てうらやましがるだけで、冬山には足も踏み入れたことはありませんでした。
近くの六甲山をこえて有馬に降り温泉に入るだけで満足でしたから。
でも今年はとても素敵な山の神にさそわれ思わず、うん。と言ってしまいました。
行くと言った以上二言はない。ただし、冬山を避けていたのは寒いからだけでなく、寒さを防ぎ、命の危険を避けるために買わないといけないものがたくさんあるというのが、自称ケチな私にとって大きな負担ということもありました。
そのため、山用品屋さんの最終バザールというものを利用して、ともかく一番安いのでいいから……という言葉を何度も発しながら足らない物品を買い揃え、いざ出陣。
前日の荷物作りもほぼ日帰りなのに、マイナス10度を想定して、ただ歩くと熱くなって汗をかくという状況も考えて、あーでもないこーでもない悩むことしきり。やっとのことで1/21学会後夕方新幹線で滋賀の米原へ。
20時半ごろ到着して、駅まで赤のMINIでお迎えにきてくれた山の神が車内で爆睡していたのを起こして、前乗り目的で泊るパーキングエリアの宿泊施設へ。
最近はすごいものがあるのですね。PAにはもともと24時間のコンビニもあるので、ここに温泉と宿泊施設があったら完璧ですもの。
5000円でねかせてもらって、温泉は夜中もずっとつかえて、体を横にしてぐっすり眠れるトイレも付いたシングルルーム、運転を生業としている人や、安く移動したい人には本当に贅沢きわまりない。
チェックイン後早々に明日の準備をして、おやすみなさい。朝は早いぞ。

1/22日曜朝5時。駐車場に集合。今回登るのは男2人女1人。全員マラソンと山をやる体力のあるはずのメンバー。
早朝にかかわらずしっかり腹に食べ物も入れ、出すものも出したのか意気揚々としている。30分ほどかけて伊吹山登山口へ。
また真っ暗な中トイレだけすませて、ヘッドランプを装着、リュックにはスノーシューとピッケルを括り付け、アイゼンはリュックに入れて、ボクシングができそうなグローブと冬山用の防水防寒服をしっかり着込んで出発。
リュックの中は防寒の服と行動食、替えの手袋や靴下など。
中身はあまりないが金物が多いので案外重いです。
足元は昨日夜降った雪が凍っているので、前の人が踏んだ固くなった部分をライトで照らしながら上がっていく。
一合目まではすぐでしたがつく頃には、空が白み始めていました。
ここからはふわふわの雪好きな山の神が林道を選択。
人が踏んでないふわふわのところを主に、スノーシューで踏みしめながらゆっくり進んでいきます。
気温はマイナスだがまだ標高が低いからなのか風はあまりなく思いのほか寒くない。
1時間半ほどかけて4合目へ。1人はそこからアイゼンをつけたが、私と山の神はまだスノーシュー。
スノーシューは深雪にはまらないための昔でいえばかんじき。
だから滑り止めの機能を持ったものではないので、山の傾斜が強くなってくるとストックと前傾姿勢でのぼっていくことになります。
アイゼンに切り替えると滑らないので進みやすそうに思うが、新雪深雪で深みに捕まると動けない。このあたりはその人の判断による。
5合目で避難小屋。暖房も何もないがとりあえず風雪を避けれる。
このあたりからかなりガスがでてきて、周囲が見えにくくなってきます。
傾斜も強くなってきて進まなくなってきたので、私もアイゼンに履き替え、飴を口に入れてさあ、頑張ろう。
6合目7合目と傾斜はさらに強くなったため、ストックをしまって、ピッケルへ。
ピッケルに新雪に滑落防止の役割をしてもらいながら、一歩一歩ピッケルも一刺し一刺ししながら進んでいきます。
8合目あたりで周囲がホワイトアウト状態になり、頂上を見失ったことに気づきます。
横にトラバースすることになったが、そこは樹林帯に1メートル以上雪が積もっているところなので、木の先がちょっと出ているだけに見えても決して低木ではなく、一歩足を進めると、えっというくらい体が雪に埋まる上、ピッケルもささらない。
雪が深いのでラッセルしたいが、足元も踏み込めずぼずぼと体がはまってしまいます。
木でもいいから足が止まるところを足先の感触でさがしながら、なだれないように慎重に進み、やっと上に進める環境をみつけて、上方へのアプローチとなる。
そうしているうちにもう9合目。
このあたりは45度の傾斜と聞いていたが、アイゼンを刺しながら前傾で登っていくときは傾斜をそう強く感じない。
ピッケルはしっかりさしておくと自分の体が雪崩れても、ピッケルと体を結びついているひもで滑落ストップをしてくれるので、使えるようになると恐ろしげに見えるこの道具のすごいところがわかる。
変な話、普段家でごろごろしてじゃまなのに、何かあると急に男らしく活躍するお父さんのようなものかもしれない。

まったくもって周りが見えない頂上に到着。

やったー。
登頂だ。
寒い、凍る。
でも何も食べる余裕はない。
リュックのポケットも凍っていてチャックが動かない。
そうか、冬山でリュックの外ポケットに食べ物なんか入れるのはバカだな。と気づきました。
胸やズボンのポケットなど体のあたたかみのあるところにいれとかないとね。
写真を撮ってもらい、ダッシュで下山の用意。
昼前の頂上(伊吹山1377m)は天気予報通り、前線がやってきていて大荒れ、強風と小さな粒の雪が寒さに拍車をかける。

下山はのぼりとちがって、傾斜を強く感じるのと、どうしても寒くなるので、とりあえず急ぎたいが、傾斜がつよいのでほぼピッケルを刺しながら滑落しないように慎重に急いでずりながら降りていく。
しかし下りは早い。
あっという間に5合目の避難小屋に到着、行動食をとって、アイゼンをはずしたり、スノーシューに変えたりして、下山を急ぐ。
下は、頂上の嵐がウソのように午後の日差しがまぶしく、温かく感じる。
14時半下山して、銭湯で疲れ冷え切った体を温めて帰路についた。

いままで3月しか冬山はいかなかったので(厳寒は恐ろしくて)厳しい冬の体験はまた新たな気持ちがさわぐことになったが、やはり寒いのは苦手なわたしにはなかなかのものだった。

   日記

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