コラム

曽爾高原

すすきを見に、奈良県の曽爾高原に行ってきました。西宮から車で約2時間、春夏の高原ハイキング、秋の夕日に映えるすすきが有名なところです。あいにくの曇天でしたが、雲に覆われた真っ白な空と、雲に反射して真っ白に光る池、一面のススキは何とも幻想的な風景でした。池の周りの遊歩道には木製の小さな灯篭が等間隔で立っており、11月末ごろまで夜には灯がともるそうです。朝から雲の中を歩くように小一時間、時折突風にあおられながら歩いて、すっかり体が冷えたところで、すぐ近くの曽爾高原温泉へ。露天風呂もある源泉かけ流しの温泉は、程よい温度と驚くほどぬるぬるとした泉質ですが、湯上りはしっとりつるつるのお肌になります。おなかが空いたところで、併設のファームガーデンで地元の野菜をふんだんに使ったランチをいただきました。米粉で焼いたパンも人気です。珍しい野菜では、見た目はサツマイモ、食べると果物の梨のようなサラダヤーコンなるものが売っていました。帰りは道の駅で柿を買いましたが、生産者のお勧めの食べ方が、なんとウイスキーを少しかけて食べるというもの。晩餐に試したところ、なんとも美味しい大人のデザートになりました。なかなか遠くへは行けませんが、近くでも新しい発見と、秋を満喫できた1日でした。

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