日記

備えあれば患いなし

金沢マラソン走ってきました。
老体にムチ打ち何とか完走。
昔は関門時間なんて気にしたことなかったのですがどんどん遅くなってきていますね。
まあそれはいいとして、今回はすごい雨でした。
走っている時間の8割は雨に打たれており、そのうちの1時間は豪雨で下着まで雨で体に張り付き、これだけ降られたらレインブレーカーを着ていても何の効果もないわけです。
足も濡れて冷えて感覚がなくただひたすら前に行くしかないという状態で走りました。
でもパーカーを準備していただけまだましで、スタートのときに予報が曇りのち晴れであったことでランナーはほぼ半そでで雨具携帯をしていなかったので、冷えと濡れで体力を奪われて苦しんでいる方を目の当たりにしました。
金沢は今まで5回走りましたが、雨が途中降らなかったことはないので、私は事前に準備をしていたわけです。
金沢は、日本海側気候の典型的なもので、新潟もしかり、霧・ガスも多く、曇り空がしょっちゅうで予期せぬ小雨も多く、冬は雪空で日照時間が短いのです。
全国を走っているとこのような知恵が役に立ちます。

今回千葉や信州で豪雨が降り、河川の氾濫や堤防の決壊、町や田畑の冠水が大変な被害となりました。
千葉は平野が多く、また海抜の低い地域も多いですし、竜巻や風の被害も多い街です。
信州の須坂のあたりは日本の河川の中では2位の千曲川の影響で、いろんな中小河川からの水か集まってすごい圧になって堤防を壊しました。
私は信州が大好きで信州のことはかなり詳しく、この地区は前から危ないと感じていました。
いろいろな山から流れてきたものが全部集まって流れる川です。
春先も雪解けで水位がとても上がります。

昔から堤防決壊や水害はあるので、それなりに強化はしてきたのですが、この温暖化で山も雪渓が昔から比べると減っており、川に行く水は増えるばかりです。
日本は世界全体の災害比率の2割を占める災害大国です。
地震、火山の噴火、台風などのニュースが途絶えることはありません。
何かが起こった時の保証や修復の早さはさすがですが、それに甘えることなく、自分の住んでいる地域の特性を今一度見直すことが大切です。
ハザードマップ、予報などがかなりしっかりしてきた時代に、経験だけでものを判断するのは危険です。
「年寄りの知恵」とか「おばあちゃんの知恵袋」はいい方向に効果を示すときもありますが、逆もあります。
今までなかったことに対して妙にかたくななお年寄りは珍しくありません。
そして自分はもう死んでもいいからと言って非難を拒み、周囲に迷惑をかけることもあります。
ひとりひとりが気を付けることが、救難の件数を減らし、2次災害も防ぎます。
自分が気を付けることでいろんな事がよい結果につながることを今一度認識してほしいと心から思っています。

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