暑くなりました。すっかり本格的な夏です。
ただ天気がすっきりしないですねえ。
私はこんな暑い夏でもアウトドアはやめられません。
お盆の時期は決まって北アルプスに入ります。
最近TVで「ミニマリズム」が流行っていると聞きます。
そもそも「ミニマリズム」とは、最低限の道具でシンプルな生活をする生き方を指し、それを遂行する人をミニマリストと言います。
持つ道具はごく少ないけれど、こだわりはなくさないので、持ち物に関しては結構シンプルだがおしゃれなものを持っておられます。
決して貧しい生き方ではないのです。
ものの数を減らそうとするとおのずとあらゆる用途つかえて、機能もよく長持ちするものを選ぶというのは当然かもしれません。
それを考えると、私の愛する「山道」にかなり合致する部分が多いのに気づきました。
山に数日入るときはとても悩みます。
持ち込んだものだけで生活できるようにしないといけない。
ずっと背負って歩くのでできるだけ軽く、ですが、もしもの時に完璧に対応できるように、その時期のあらゆる気候や温度も想定して、持ち物を調整します。
一歩間違えば命に係わるからです。
単独で行くときは特に忘れ物は禁忌です。
3000メートル級の山になると下界とは違いますし、急な天候の変化がとてもおそろしいです。
だから命を守る山用の道具はどれも強度も機能も驚くほど優秀です。
そして軽くてコンパクト。
できるだけ軽量で荷物を小さくできるように工夫されています。
あらゆる温度、気象にも合うように、シーズン、用途に応じて様々な製品があるので、その特性を知って使い分けます。
そんな登山でも絶対に毎日欠かせない嗜好品や重い一眼レフカメラを持ってくる人もいます。
ミニマリズムとは、登山もしかり、その人にとって本当に必要なものが厳選された生活なのです。
ちなみにこれができるようになったのもPCとスマホができてからなのとか。
そうですよね。その魔法の箱の中になんでもあるからなんです。
日本の山では、まだWi-fiもなく携帯も通じないエリアも多く、PCやスマホもただのデータ保管場所でしかありません。
山での生活のほうが本当のミニマリズムを体験できるのではないでしょうか。
皆さんもいかがですか?
私は山だけミニマリズムで、下界ではある程度ほしい物に囲まれている方が快適なのですが。
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