卵巣嚢腫(良性)
卵巣嚢腫の中にはもっともよくみられる皮様のう腫(油、歯、毛髪が入っている)やチョコレートのう腫(子宮内膜症のもので中に血がたまる)や一過性の単純のう胞(水がたまったもの)などいろいろあり、一過性ですぐになくなるのものあれば、5㎝以上で消失しないもの、増大するものは治療対象になります。中には、悪性化の可能性があるもの、一部悪性化しているものもあります。治療は手術という方法が主で、良性の場合、のう腫摘出術で、のう腫のみをとりのぞく方法が主です。腹膣鏡、開腹手術など方法は状態によります。チョコレートのう腫に関しては疾患(子宮内膜症)の治療が中心となりますが大きいものは手術や縮小治療の対象になります。
症状
無症状で発見されることが多いですが、大きいものは下腹部痛や腹部違和感を程します。
治療法
病巣のある卵巣そのものを取る場合と、病巣のみを取る場合があります。
病巣の状態により開腹もしくは腹腔鏡手術になります。