9/23 5;24 日の出
すばらしいご来光を背に本日は今回の山旅の核心ルート、東鎌尾根というところを行きます。
槍ヶ岳までのルートはいくつかありますが、中級のルートではしごやクサリ場が多い稜線歩きとなります。
今日の目的は、危ないところもあるのでとりあえず木の良さそうなおじさんたちの団体に仲間に入れてもらって一緒に歩くことです。
案外寂しがりなので、おじさんたちのやさしさに甘えたり、一緒にビールを飲んだりするのも旅の醍醐味です。
いいご夫婦に混じることもあるが、女性の団体にはどうしても近づけないです(うるさいんだもの!)
今回も歩き始めて30分くらいの大天井ヒュッテの前で今日の連れにぴったりのおじさん3人をゲット。
最前列のリーダーの方はしっかりされており、絶景を見ながら山の解説もしてくれるし、写真を撮る時間もしっかりくれました。
後ろの二人の男性はこのルートには体力がやや不足しているタイプで、ゆっくり歩いてくれるので私にはややスローペースに感じましたが、一人歩きではオーバーペースになりがちなのでとっても良かったです。
はしごやロープもリーダーがアドバイスしてくれながら安全に進むことができ、思ったより早く12時前に本日の宿、ヒュッテ大槍に到着しました
ヒュッテ大槍は槍ヶ岳まで約1時間ほど手前に位置します。
そこで荷物を置き、宿泊の手続きをしてまたホットミルクに砂糖を入れて2杯、手持ちのスコーンなどで昼を済ませました。
おじさんたちは先の山小屋に泊まるが、ここの小屋のラーメンが人気だということで、昼ごはんはつけ麺、味噌ラーメン、しょうゆラーメンを堪能していました。
昼食休憩後、私は荷物を小屋において、空(から)で槍ヶ岳へ行き、おじさんたちと合流。もうすぐお別れです。
槍ヶ岳についたら、好天のおかげで、観光客まがいの登山客でいっぱいでした。
穂先から降りた後は、おじさんたちとお別れして本日の楽しみの宿、ヒュッテ大槍にもどります。
ここはいつもお世話になるお気に入りの山小屋。
ここにいる間500円フリードリンクで、コーヒー、ココア、ロイヤルミルクティー、レモネードをいただけるのです。
手作りのバナナナッツパウンドケーキも美味しい!
さらにアルコールも充実していて、ウイスキーの銘柄が6種、マッカラン、グレンフェディック、ボウモア、山崎と、バーボンがさらに2種。
ワインは、ハウスワイン(豪)、チリ、スイスのワインが選べるという贅沢さ。
槍の見晴らしの最高の裏のテラスで、生ビールを頂いて、本日の自分に乾杯。
寒すぎずとても心地よい夕方でした。
ほろ酔いで18時からの食事。
夕食にはいつもパスタバイキングがあり、全員グラスワインが付きます。
この日のメニューはチキンのカチャトーラ、ポテトサラダ、カットキャベツ、クラッカーにオレンジクリームチーズとクルミを乗せたもの、野菜コンソメスープ、アジのマリネ、それと本日のパスタは、にんにくのきいたペペロンチーノ。
これの山盛を8人でシェアする形です。
とても美味しく、ワインに合う料理でした。
あっというまについているワインを飲み干し、お代わりをします。
そのあと山小屋の食堂の片付けの関係でダラダラ飲まず、とりあえず完食して撤退。
でもすぐ食堂が談話室になるので、部屋で荷物の整理と明日の用意をして、またまたおつまみもって食堂へ。
おじさんにチータラをもらい、ミックスナッツを頼んで、おしゃべりとウイスキー2杯、いってしまいました。
ちなみにここは3000mの標高。
アルコールが回りやすいので注意と言われるのですが、あまり気にしたことはないです。
次の日に残ることも山では全く感じたことはありません。
本日も21時消灯の為、歯磨きをして同じ寝室(2段ベットの下)の人たちと談笑しながら布団へ。
予報は晴れのち曇り、夕方から雨となっていますが明日も晴れたらいいなあ。
明日は上高地に下山する予定ではあったが、予備の休みが1日あるので、明日降りてしまえば家に帰るしかないです。
山にいたい、下界にはおりたくない。
山がいい。
眠りながら悩む。
もし天気がよさそうならもう1泊寄り道してから降りようか。
空は満月
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