日本は、問題点こそあれ、全世界からみれば、究極の貧困もなくある程度の生活は守られていて幸せな国だと感じるのは私だけでしょうか?教育が受けられないために、社会的知識や保健衛生教育を学べずに、非人道的な行為しか生きるすべのない人たち、無力で逃げるしかない人たち、見えない病原菌にやられていく人たちがどれだけ世界中にいるか。
日本は、戦争というつらい時期を経て、急速なスピードで今の経済大国に成長した。国民の民度も高いと私は思っている。規則も守れて、真面目であるということは他の国に誇れる。
この日本を作ってきた、「譲り合え、分かち合える優しい心」が近年欠如してきているのではないかと感じている。自分中心で他人はどうでもいい。どこかの国の人みたいだ。年金も2000万円用意した方が楽な老後をおくれるという国の非公式ではあるがのメッセージに、驚きと恐れを感じた人はどれだけいるのだろう。マスコミはそればかりを取り上げるが、100歳まで生きるかもしれない時代。2000万円でもたりないと思う人は少なくないだろう。
子育ては24時間待ったなし。子育て中の女性が働きながら保育所の機能に期待しても、男性並みにいわゆる日本的働き方はどうしても無理になる。東京には、託児付き、晩御飯提供サービス、イベントや塾も付いたマンションができ始めている。
やっぱり最終的に自分の生活を理想的に送りたければ、自分でお金もつかって守っていくしかないと思いませんか。公的なものが充実している国は、収入の半分以上の税金を持っていかれ、働いても働いてもお金も残らなければ、働かなくても生活を見てくれるシステムのため、楽に聞こえるけれど、国の経済力、労働意識は大変低い状態で、アル中や神経疾患も多いのです。競争社会がもたらす経済発展、人間の闘争心とモチベーションはやはりある程度掻き立てていかないとだめだろうなと思います。私は暇だと“うつ”っぽくなります。忙しいと悩みもしんどいのも忘れて、時間がたち、充実感を得て1日を終われます。頑張ることはしんどいけれど、この歳になると自分を褒めてくれる人なんていない。褒めてあげることができるのは、今は自分だけかもしれません。体が動く間は自分のために、患者さんのために、そして日本のために働くという意識を持ちたいと思っています。
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