最終3日目の朝、雨の勢いは落ちてはいましたが天気は雨。
夜中中のらっきょ雨(らっきょの粒のように雨粒が大きいのが屋久島ではあたりまえで、別名うどん雨ともいうようです)でテントがバタバタ鳴っていたので熟睡できませんでしたが、
まだ乾いてない冷たい雨具に身を包み、濡れまくっているテントを片付けて出発。
15分ほど進んだところの縄文杉はじめ、すばらしい様相の太く樹齢の高い屋久杉を見ながら下山です。
霞か霧かわからないガスったなかで見る杉の美しさはコケとともにひとつのアートでした。
白谷白水峡では、景観を損ねないように渓流に橋がかかっていないため、増水でわたれないことがしばしばなので神に祈る感じでしたが、ロープをつかって渡り切って下山することができました。
白谷白水峡はもののけ姫のモデルになった森で、コケのすばらしさに言葉を失いました。
(写真あり)下山後、天候はさらに悪化。
台風はフェリーを止め、屋久島の人たちを家に閉じ込める悪さをしていました。
わたしは最終の飛行機で大阪へ帰りたい。
どうなるか、空港でひたすら状況をみるしかない。
空港はせまいので飛行機の待機ができないため、鹿児島からか大阪からの飛行機が着陸したら、それに乗って帰ることができるので、まず着陸できるかどうかですが、台風で視界は悪く期待薄です。
でも2時間遅れで雲の隙間を縫って、名パイロットは着陸してきてくれました。
それにのせてもらい「タラップで飛ばされないように乗ってください」という状況の中プロペラ、80人乗りくらいの小さな機体は乗客の不安をもろともせず空に飛び立ち、私は21時過ぎに伊丹に降り立つことができました。
長いご報告でしたが、写真とともにお楽しみください。
次は北アルプス編の予定です。
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